《ファイアーエムブレム風花雪月│プレイレビュー》貴方が選ぶそれぞれの未来
FireEmblem(ファイアーエムブレム)風花雪月が登場したのは2019年なんですが、2022年6月には「無双 風花雪月」が登場したり、2023年1月には最新作が控えていたり…。
この機会にもう一度風花雪月を遊んでいる方や、そもそもファイアーエムブレムシリーズって何?と気になっている方もいらっしゃるかなと思います。
「ファイアーエムブレムがどういうゲームなのか」といった基本的な事や、この風花雪月のどこに魅力があるのかをプレイレビューも交え解説します!
ファイアーエムブレムとは
多くのシリーズは、主人公やその仲間達が国を取り戻す為に戦う…一言で言うと「戦争シミュレーション」。
よくある「倒されてもアイテムや魔法で復活」が無く「倒されるとそのキャラは終わり」というシビアなゲームです。
特に、ファイアーエムブレム風化雪月ではしっかりボイス付きなので、倒れた瞬間の叫び声等々…好きなキャラ程辛くなります。
ファイアーエムブレムシリーズはやり応えのあるシミュレーションとして、1990年に初代が登場しているのですが、実は最近まではそんなにメジャーなタイトルではなく…
キャラクターもスマブラでちょっと見た事がある、とか…そもそもタイトルが「ファイヤーエンブレム」等、間違えられる事も多かったシリーズだったんですよね。
昔の作品に比べて、ちょっとずつ恋愛要素が強くなっているのも特徴の1つ!
風花雪月の特徴
シリーズのファイアーエムブレムシリーズの多くは、主人公固定でストーリーも一本道だったんですが、今回はある学校の教師となった主人公が、最初に「3つの学級」を選ぶところから始まります。
3つのどれかを選ぶという事で、選ばなかった2つとは後々対立するストーリー…。
先述したんですが、ファイアーエムブレムは戦争シミュレーションなので「選ばれなかった学級の末路」はかなりキツイ展開が続きます。
どのルートを選んでも登場人物全員がハッピーエンドにはなりません。
自分にとって…もしくはこの風花雪月においてはどの結末がベストなのか?を考えさせられる作品になっています。
1周目とは違う学級を選んでしまうと、大好きだった生徒と戦場で戦う事になる。
ルートが違えば仲間も敵も違う。
一部を除いて、学級が違ってもスカウト出来るシステムはありますが、それでも戦わないといけないというのは本当にキツイです…。
学校が舞台、だからこその魅力
ファイアーエムブレムといえば育成も忘れてはならない要素!
本作は学校が舞台なので生徒の指導がメインとなり、いつものファイアーエムブレムより一層育成要素が強くなっています。
生徒それぞれに技能の得手不得手等の特徴がありますが、基本的にはどのように育てても問題ありません。
接近戦が得意そうだけど魔法も使えるようにしたり、魔法職だけどある程度守備力も高めてあげたり。
今までだとここまで自由に一つ一つの技能を育成出来なかったので、どんな生徒にも幅広い選択肢があります。
学校といえば学食♪
お気に入りの生徒と一緒に食事が出来るのも本作の嬉しいですよね~!!
そして、主人公と関わる事で徐々に変化していく生徒達。
最初はこんな風に言っていたのに…
超明るくなりました…!!
もうね、この変わりっぷりだけ見ていても達成感が凄いんです…!
登場するキャラクターが成長していく様子もしっかり描かれているので、遊んだことが無い方にはぜひ触っていただきたいです◎
初心者も熟練のエムブレマーにもオススメしたいシステム
風化雪月では、シミュレーションが苦手な人にも優しいシステムが採用されています。
ファイアーエムブレムは基本的に「失ったら戻らない」ゲームですが、ゲームを始める前に「失っても復活出来る」ように設定する事が出来ます。
もっと難易度を高めたい!という場合、敵のステータスがとてつもなく上昇するルナティックや、スカウトを一切せずに自学級だけで戦う、という遊び方もできます!
自分が楽しく遊べるように工夫が出来るゲームでもあります◎
シリーズ全体の魅力
個人的に、はファイアーエムブレムは何周も遊んでしまうゲームなのですが、その理由の一つが成長率にあります。
成長率とは予め設定されたステータスの成長予想みたいなものです。
典型的な前衛タイプで、これでも結構良い成長をした方です。
具体的には力の成長率が40%、魔防の成長率が20%だと、そのキャラは「魔防より力の伸びが良い」という事になります。
成長率は全てのキャラに設定され、一度のレベルアップで上昇するステータスはそれぞれ違います。
ただ、この設定の面白いところが「絶対ではない」というところなんですよね。
力の伸びが良くてもレベルアップで成長しない事もありますし、逆に魔防が意外と上がってしまったり。
毎回遊ぶ度に思いもよらない成長をする、2周目3周目では戦場で活躍するキャラが違う、なんて事もFEの楽しみですね。
兵種によっては低い能力を補ってくれる場合もあるので、専用のスキルもチェックしつつ、色々試してみるのも面白いです◎
まとめ|育成あり、学校生活あり、バトルありな上質シミュレーション
私個人も凄くオススメしたい「ファイアーエムブレム風化雪月」ですが、一つ注意して頂きたいのがどのルートを選んでも全員が良い結末を迎える事はないという点です。
公式は「あなたが選んだ、それぞれの学級の未来を見届けてほしい」という思いで、全員ハッピーエンドのルートは作っていないとの事でした。
誰を救い、誰と一緒に未来を掴むのか?
登場する生徒達の色々な思いや決意を、最新作が登場する前に是非チェックしてみて下さい!